第二種電気工事士の通信講座3社を同じ条件で比較|料金・期限・質問・返品
第二種電気工事士の通信講座を3つ、同じ項目で並べました。料金・受講期限・質問制度・添削・教材・追加費用・返品条件です。3社は同じ言葉を違う意味で使っているところがあり、特に「期限」は数えはじめる場所が3社とも違います。安さだけで決めると、後から条件が合わないことがあります。
掲載順は五十音順で固定しています。おすすめ順ではありません。順位付けは行いません。
現在、このページには広告リンクを設置していません。ヒューマンアカデミー通信講座とは広告契約を結んでいませんが、第二種電気工事士の通信講座として実在するため、同じ基準で比較対象に含めています。
まず、どこが違うのか
3社の講座料金には差があります。ただし料金だけを見て決めると、次の3点で判断を誤ります。
- 何が含まれるかが違う。技能試験の練習材料が講座に入っている社と、別に買う社がある
- 期限の数えはじめが違う。試験月が基準の社、購入日から1年の社、申込からの在籍期間の社がある
- 質問の上限の決め方が違う。1日あたりで決める社、総回数で決める社、回数を明示しない社がある
3社の条件比較
| 項目 | SAT | ヒューマンアカデミー通信講座 | ユーキャン |
|---|---|---|---|
| 講座料金 (税込) | E講座 21,780円 DVD講座 23,980円 E+DVD講座 27,280円 | 31,900円 | 本科コース 64,000円 技能試験コース 39,000円 |
| 標準学習期間 | 1年間 | 4か月 | 本科 8ヵ月/技能 3ヵ月 |
| 期限 | eラーニング視聴期限・質問サポート期限とも 購入日から1年間 | 在籍期間8か月 eラーニング視聴期間6か月 | 試験月の月末まで (受講開始から試験月までが標準学習期間に満たない場合は次の試験月の月末まで) |
| 質問 | 10回まで無料 超過は1回500円 スマホで撮影して送る | 回数の記載なし 「無制限には承っておりません」と明記 | 1日3問まで デジタルサポート経由 通信費は受講者負担 |
| 添削 | サポートは質問対応として案内 | 4回 | 本科 8回 (学科模擬・技能課題 各1回を含む) 技能 2回 |
| 技能試験の 練習材料 | 提携先で購入する案内 | 教材一覧に記載なし | 講座に含まれる 本科44点/技能43点 |
| 作業用工具 | 3社とも教材セットに含まれていない。技能試験は持参した工具で行うため、自分で用意する | ||
| 返品・ キャンセル | 商品到着から30日以内に連絡 DVDは2枚目以降未視聴(1枚目は視聴可) eラーニングは有料講座未視聴 | 商品到着後8日以内 教材が未使用・未開封かつeラーニング未視聴 返送料は自己負担 | 教材到着後8日以内 キャンセル料不要、返送料のみ自己負担 |
※ 各社の公式ページおよび資料請求で届いた案内より(確認日 2026-09-05)。料金・条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでご確認ください。
同じ言葉でも中身が違うところ
「期限」は3社とも数えはじめが違う
もっとも差が出るのがここです。
SATは「購入日から1年間」、ヒューマンアカデミーは「在籍期間8か月」で申込を起点とし、ユーキャンは「試験月の月末まで」と試験日を起点にしています。
ユーキャンだけ、申し込む時期によって使える長さが変わります。試験の直前に申し込めば短くなり、早く申し込めば長くなります。逆にSATとヒューマンアカデミーは、いつ申し込んでも長さは同じで、試験日との関係は自分で管理することになります。
また、ヒューマンアカデミーは在籍期間8か月とeラーニング視聴期間6か月が別に設定されています。動画中心で進めるなら、実質の期限は6か月と見ておくほうが安全です。
質問の上限は「1日あたり」と「総回数」で意味が違う
ユーキャンは1日3問まで、SATは10回まで無料です。
1日単位の上限は、期間が長ければ実質の総数は増えます。総回数の上限は、いつ使っても総量が変わりません。学習の集中度によってどちらが向くかが変わる部分です。
SATは上限を超えたあとの単価(1回500円)まで示しているので、質問を多く使う前提でも費用の見込みが立ちます。ヒューマンアカデミーは「無制限には承っておりません」と明記していますが回数は示されていないため、回数を重視するなら申し込む前に直接確認するのが確実です。
技能試験対策の作りが違う
| 技能試験対策の中身 | |
|---|---|
| SAT | 技能編DVD1枚(2.3時間)、候補問題DVD3枚(6.3時間)。練習材料は提携先で購入する案内 |
| ヒューマンアカデミー | 技能試験副テキスト+Web動画。公表問題13問の実作業を収録、収録時間300分 |
| ユーキャン | 技能試験対策DVD+練習材料(本科44点)。作った施工物を提出して添削を受けられる |
※ 技能試験の候補問題は、電気技術者試験センターがNo.1〜No.13まで事前に公表しています。
作った作品を人に見てもらえるのはユーキャンです。SATとヒューマンアカデミーは、映像で手順を確認する形が中心になります。
返品できる期間が大きく違う
SATが商品到着から30日以内、ヒューマンアカデミーとユーキャンが8日以内です。SATはDVDの1枚目を視聴したうえでも対象になると明記されています。
通信講座・通信販売は、クーリング・オフ(一定期間内であれば無条件で契約を解除できる制度)の対象にはなりません。各社が独自に設けている返品条件が適用されます。
どの条件を重視するかで見るところが変わる
順位はつけません。重視する条件ごとに、確認する候補を挙げます。
- 練習材料まで一式そろえたい/作った作品を添削してほしい → ユーキャン。練習材料が講座に含まれ、添削回数も3社で最多です
- 講座本体の支出を抑えたい/期限を長く取りたい/内容を見てから判断したい → SAT。購入日から1年で、返品期限も30日と長めです
- 学習の進め方が決まっているほうがよい/候補問題13問の作業映像をひととおり見たい → ヒューマンアカデミー。月ごとの学習範囲が公開されています
- すでに工具を持っている → 3社とも工具は別途なので、その分の差は出ません
総額はこの表では分かりません
この記事で比べたのは、各社が公表している条件です。実際に払う額は、工具と練習材料をどこまで自分で用意するかで変わります。
講座料金だけを見ると3社に大きな差がありますが、不足分を足すと差は縮まります。工具・材料を同じ基準で積み上げた総額は通信講座は結局どこが安いかで扱います。
まとめ
- 「期限」は3社とも数えはじめが違う。SATは購入日、ヒューマンは在籍期間、ユーキャンは試験月
- 質問の上限は、1日あたり(ユーキャン)と総回数(SAT)で意味が違う
- 練習材料が講座に含まれるのはユーキャン。SATは提携先で購入、ヒューマンは教材一覧に記載なし
- 作業用工具は3社とも別途
- 返品期限はSATが30日、他2社が8日
- 通信講座はクーリング・オフの対象外
各講座の詳しい条件はユーキャン、SAT、ヒューマンアカデミーにまとめています。
情報源:ユーキャン 電気工事士(第二種)資格取得講座および資料請求で届いた案内、SAT 第二種電気工事士講座、ヒューマンアカデミー通信講座 電気工事士受験講座、一般財団法人電気技術者試験センター(確認日 2026-09-05)