第二種電気工事士

40代・50代から第二種電気工事士は取れる?受験の条件と合格率を確認

第二種電気工事士は、受験に年齢の条件がありません。受験案内に制限や条件を設けていないと書かれています。年齢に関して公表されているのは、受験申込者の年代別構成を示した図と、全体の合格率です。この記事は、その公表されている範囲だけを使って整理します。

年齢の条件は設けられていない

受験資格について、受験案内には次の記載があります。

公式の公表内容

受験に対して制限や条件はございません。どなたでも受験ができます。

上限も下限も書かれていません。合格後の免状交付も、試験に合格して居住地の都道府県知事に申請する手続きで、年齢の条件は出てきません。

年齢について公表されている資料

試験センターが年齢に関して公表しているのは、次の2つです。

確認した事実

ひとつは「電気技術者試験受験者実態調査」で、受験申込者の年代別構成が10代から60代以上までの区分で示されています。令和7年度の第二種電気工事士は申込者185,056人が対象です。ただし構成比の図で示されており、年代ごとの数値は付いていません。

もうひとつは「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」で、こちらは年度ごとの受験者数・合格者数です。年代別の内訳は含まれていません。

編集部の判断

この記事で使うのは、試験センターが数値として公表しているものに限っています。年代別の構成は図として公表されていますが数値が付いていないため、判断材料は受験の条件と全体の合格率から出します。年代別の合格率を掲げている記事を見かけた場合は、その数字がどの資料から来ているのかを確認してみてください。

公表されているのは全体の合格率

年齢に関係なく共通で使えるのが、全体の合格率です。試験センターの公表値では、令和8年度上期の技能試験は受験者58,393人に対して合格者42,875人、合格率73.4%でした。

学科試験については、令和7年度の受験者139,087人に対して合格者78,711人でした。当サイトで割り戻すと約56.6%になります。

 受験者合格者合格率
令和7年度 学科(通年)139,087人78,711人約56.6%(当サイト算出)
令和7年度 技能(通年)99,610人71,471人約71.8%(当サイト算出)
令和8年度 上期 技能58,393人42,875人73.4%(公表値)

※ 受験者数・合格者数は「第二種電気工事士試験の推移」より。合格率のうち「当サイト算出」は公表された人数から割り戻した値です。令和8年度上期技能の73.4%は試験センターの公表値です。

働きながら受けやすい仕組みになっている

年齢よりも現実的な問題になりやすいのが、勉強の時間をどう作るかです。この点では、制度側にいくつか選択肢があります。

まず、試験は年2回(上期・下期)実施されています。学科試験はCBT方式と筆記方式のどちらかを選べます。CBT方式は指定された期間のなかから会場と日時を予約する方式です。

さらに、学科試験に合格すると、次の回に学科が免除される仕組みがあります。

公式の公表内容

学科試験の免除の対象:前回又は前々回の学科試験の合格者、指定の電気工学課程卒業者、電気主任技術者免状取得者 など

学科と技能を同じ年に詰め込まず、分けて準備するという組み方ができます。

試験の中身は年齢と無関係に決まっている

学科試験は四肢択一式50問、120分で、合格基準点は60点(30問/50問)です。技能試験は40分で、合格基準は作品に欠陥がないことです。

どちらも判定の条件が公表されていて、年齢によって基準が変わる仕組みではありません。技能試験の欠陥の判断基準は寸法まで数値で公表されています。

編集部の判断

40代・50代で気になりやすいのは、視力と、細かい手作業への慣れだと考えます。この点については、試験当日に眼鏡・ルーペを持ち込めることが受験案内に明記されています。作業のほうは、候補問題が13問に絞られて事前公表されるので、練習の対象が限定されている試験だといえます。

費用の目安

受験手数料は、インターネット申込みで11,100円(非課税)、書面申込みで12,500円(非課税)です。

これとは別に、技能試験の工具と練習用の材料が必要になります。すでに工具を持っているかどうかで、かかる費用は大きく変わります。内訳は通信講座は結局どこが安いかで整理しています。

まとめ

  • 受験に年齢の条件は設けられていない
  • 公表されているのは受験申込者の年代別構成(図)と、年度ごとの受験者数・合格者数。この記事は年代別の合格率を出さない
  • 公表されているのは全体の合格率。令和8年度上期の技能試験は73.4%
  • 試験は年2回。学科はCBT方式と筆記方式から選べる
  • 学科に合格すると次の回は学科が免除される
  • 眼鏡・ルーペは持ち込める。候補問題は13問に絞られて事前公表される

受験の条件をもう少し詳しく見る場合は未経験・実務経験なしで受験できるか、作業面が不安な場合は技能試験は不器用でも受かるかを用意しています。

情報源:一般財団法人電気技術者試験センター「令和8年度第二種電気工事士下期試験受験案内」、「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」、「令和8年度第二種電気工事士上期技能試験の結果について」、「令和7年度電気技術者試験受験者実態調査」(確認日 2026-08-24)

この記事を書いた人

Web制作・サイト運用歴20年

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