登録販売者試験の申し込みはいつまで?12実施主体で締切・払い方・配布期間を確認
登録販売者試験の申し込みは、受ける都道府県(実施主体)に出します。問題は、受付の時期も、締切の決まり方も、お金の払い方も、実施主体ごとに違うことです。令和8年度について12の実施主体を一次資料で確認したところ、受付の締切は5月29日から8月28日まで3か月にわたってばらけていました。同じ実施主体のなかでも、電子申請と郵送で締切が違う例が3つ、納付方法によって願書の提出期限そのものが変わる例が1つありました。
結論:締切は3か月にわたってばらける
令和8年度について12の実施主体を確認し、そのうち10の実施主体で受付期間を公表資料から読み取れました。
受付開始がいちばん早かったのは埼玉県・神奈川県・千葉県・東京都の5月18日。締切がいちばん遅かったのは福岡県の8月28日で、その差は102日です。
福岡県の受付が始まるのは8月17日で、これは埼玉県の受付が終わった5月29日から80日後です。つまり、ひとつの実施主体の受付が終わってから2か月以上たって、別の実施主体の受付が始まります。
「登録販売者試験の申し込みは何月か」という問いには、ひとつの答えがありません。受ける予定の実施主体を先に決めて、そこの受付期間を見る、という順序になります。
受付期間が7日間しかない実施主体(愛知県)もあるので、気づいたときには終わっている、ということが起こります。
確認した12の実施主体
受付期間と締切の条件を並べます。令和8年度の数字です。対象は、当サイトが受験料や試験日を調べてきたのと同じ12の実施主体です。
| 実施主体 | 受付期間 | 申込方法 | 手数料 | 試験日 |
|---|---|---|---|---|
| 埼玉県 | 5月18日 8:30〜5月29日 23:59 | インターネットのみ | 15,000円 | 9月6日(日) |
| 神奈川県 | 5月18日〜5月29日 | インターネットのみ | 14,300円 | 9月6日(日) |
| 東京都 | 5月18日〜5月29日 消印 | 電子申請 または 郵送 | 13,600円 | 9月6日(日) |
| 千葉県 | 5月18日〜6月5日 | 出願システム | 14,000円 | 9月6日(日) |
| 関西広域連合 | 6月1日 9:30〜6月15日 17:00 郵送は6月15日の消印 | 原則電子申請/郵送も可 | 12,800円 | 8月30日(日) |
| 北海道 | 6月2日〜6月23日 電子納付を選ぶと書類は6月16日まで | 願書の提出(郵送可) | 18,200円 | 8月26日(水) |
| 宮城県 | 6月2日 9:00〜6月23日 21:00 | 電子申請のみ | 17,600円 | 8月26日(水) |
| 愛知県 | 6月11日〜6月17日 7日間 | 電子申請・窓口・郵送 | 15,000円 | 9月2日(水) |
| 愛媛県 | 6月29日 8:30〜7月10日 電子は23:59/書面は17:15 | 電子申請・書面申請 | 15,200円 | 10月8日(木) |
| 福岡県 | 8月17日 9:00〜8月28日 電子は17:00/郵送は当日消印 | 電子申請 または 郵送 | 13,000円 | 12月20日(日) |
| 広島県 | — | 願書を窓口へ提出 または 郵送 | 15,000円 | 10月8日(木) |
| 茨城県 | — | — | 15,000円 | 8月26日(水) |
※ 受付期間と申込方法は各実施主体の公表ページ・公表PDFより(確認日 2026-10-10)。「—」はこの日に読み取れなかったものです。広島県は試験ページの該当項目が「受付は終了しました」に差し替わっており、茨城県は県サイトが障害中でした。広島県・茨城県の手数料と試験日は、当サイトが2026-09-30に各県の公式資料で確認した値です(受験料は実施主体で違うに掲載)。確認したのはこの12で、47すべてではありません。
この12が、全国でいちばん早い受付開始やいちばん遅い締切を含んでいるとは限りません。確認していない実施主体に、これより早い開始や遅い締切があるかもしれません。
同じ日が締切でも、電子と郵送で時刻が違う
「7月10日まで」と書かれていても、電子申請と書面申請で終わる時刻が違う実施主体がありました。確認した10のうち3つです。
| 実施主体 | 電子申請の締切 | 郵送・書面の締切 |
|---|---|---|
| 関西広域連合 | 6月15日 17:00までに申込完了 | 6月15日の当日消印有効 |
| 愛媛県 | 7月10日 23:59 土・日曜日、祝日を含む | 7月10日 17:15 土・日曜日、祝日を除く |
| 福岡県 | 8月28日 17:00(時間厳守) | 8月28日の当日消印有効 |
※ 各実施主体の公表資料より(確認日 2026-10-10)。
北海道も締切が分かれますが、理由が違います。北海道で変わるのは申込方法ではなく納付方法によってで、しかも変わるのは時刻ではなく願書を出す期限の日付そのものです。次の項で扱います。
愛媛県は、電子申請の受付が「土・日曜日、祝日を含む」で7月10日23時59分まで、書面申請は「土・日曜日、祝日を除く」で受付時間が8時30分から17時15分までです。同じ締切日でも、使える時間が6時間45分違います。
関西広域連合と福岡県は、郵送が「当日消印有効」です。締切日の夕方に郵便局の窓口が開いていれば出せますが、電子申請のほうは17時で閉まります。郵送のほうが遅くまで受け付けているという組み合わせです。
「電子申請なら最終日の夜でも間に合う」という感覚は、実施主体によって当たりません。関西広域連合と福岡県では逆です。
締切日の日付だけ覚えて、時刻を見落とすと落ちます。確認するのは日付ではなく、自分が使う申込方法の、締切時刻です。
申し込みの締切と、お金を払う締切が別のことがある
申し込みを済ませても、手数料の納付が別の期限になっている実施主体がありました。
| 実施主体 | 申し込みの締切 | 手数料の締切 | 間隔 |
|---|---|---|---|
| 埼玉県 | 5月29日 23:59 | 6月5日 | 7日後 |
| 千葉県 | 6月5日 | 6月5日 受付期間内に納付 | 同じ |
※ 各実施主体の公表資料より(確認日 2026-10-10)。
北海道は、これとは別の形で分かれます。どの納付方法を選ぶかで、願書を出す期限の日付が1週間変わります。
| 北海道の納付方法 | 願書等の提出期限 | 手数料の締切 |
|---|---|---|
| 北海道収入証紙 (普通為替を含む) | 6月2日〜6月23日 郵送は6月23日までの消印 | 願書に証紙を貼るので同時 |
| 電子納付 | 6月2日〜6月16日 郵送は6月16日までの消印 | 6月23日 23:59 |
※ 北海道「令和8年度登録販売者試験の実施について」より(確認日 2026-10-10)。電子納付は札幌市・旭川市・小樽市・函館市の在住者は選択できません(後述)。
北海道の電子納付について。
「令和8年6月23日(火)23:59までに決済を行ってください。この時間までに決済されなかった場合は、受験願書等の必要書類を保健所(もしくは医務薬務課)に郵送していても、北海道電子申請サービスにて受験願書等の電子データの添付をしていても、不受理となりますので、ご注意ください。」
北海道の記載は、書類を出しただけでは申し込みが成立しないことを明示しています。電子納付を選んだ場合、書類の提出(6月16日)と決済(6月23日)が別の期限で、片方だけでは不受理になります。
一方、千葉県は「受付期間内に申込みの上、受付期間内に手数料を納付してください」と、両方を同じ期間に収めています。納付を後回しにできる実施主体と、できない実施主体があります。
払い方は申し込み方法で決まる
「クレジットカードで払いたい」という希望が通らないことがあります。申込方法を選ぶと、払い方も決まってしまう実施主体があるからです。
| 実施主体 | 電子申請の場合 | 郵送・紙の場合 |
|---|---|---|
| 関西広域連合 | クレジットカードに限る | 納入通知書による金融機関窓口での納付に限る |
| 福岡県 | クレジットカードのみ | 福岡県領収証紙のみ 収入印紙・現金は不可 |
| 東京都 | 電子納付 領収証書は発行されない | 振込用紙で金融機関に振込み、領収証書(コピー不可)を願書に添付 |
| 千葉県 | クレジットカード/Pay-easy/コンビニ現金 | |
| 宮城県 | クレジットカード/PayPay(電子申請のみ) | |
※ 各実施主体の公表資料より(確認日 2026-10-10)。
関西広域連合は、電子申請の受験料納付がクレジットカードに限られ、郵送の場合は納入通知書による金融機関窓口での納付に限られます。収入印紙・収入証紙・現金は使えません。
福岡県は、郵送(簡易書留)で申請する場合、福岡県領収証紙での納付に限られます。収入印紙や現金では納められません。
北海道は受験願書に18,200円分の北海道収入証紙を貼ります。道外に住んでいて収入証紙の入手が難しい場合は無記名の普通為替でもよいとされていますが、その普通為替は願書に貼らないよう指示されています。
北海道でクレジットカードを使う場合は、別に220円の決済手数料がかかります。
収入証紙・領収証紙は、その自治体の売りさばき所や指定の窓口で買うものです。手元のカードで完結せず、買いに行く時間が必要になります。締切の直前に気づくと間に合いません。
手数料の金額そのものは受験料は実施主体で違うにまとめていますが、金額が同じでも払い方の手間は同じではありません。
住んでいる市によって、選べない方法がある
北海道の電子納付は、札幌市・旭川市・小樽市・函館市に住んでいる方は選択できません。これらの市では受験願書の提出先が市立保健所になるためです。
該当する場合は、収入証紙(または普通為替)で納める方法だけになります。受付期間も、収入証紙の場合の6月2日〜6月23日のほうが適用されます。
同じ北海道を受けるのに、住んでいる市で選べる方法と締切が変わります。「北海道の締切は6月23日」とだけ覚えていると、電子納付を選べる人は書類の締切が6月16日であることを見落とします。
受験案内を読むときは、全体の締切だけでなく自分の住所地がどの区分に入るのかを確認してください。
紙で出すなら、願書を手に入れる期限が別にある
紙の願書で申し込む場合、願書そのものの配布期間が受付期間と別に決まっていることがあります。
| 実施主体 | 願書・申請書の配布 | 受付の締切 |
|---|---|---|
| 東京都 | 5月12日〜5月28日 | 5月29日(消印) |
| 福岡県 | 7月31日〜8月28日 | 8月28日(当日消印) |
※ 東京都は広報東京都2026年5月号、福岡県は県の案内ページより(確認日 2026-10-10)。
東京都の願書配布は5月12日から28日まで、都庁や都内保健所などで行われました。受付の締切は5月29日の消印です。つまり配布の最終日の翌日が、受付の締切でした。
福岡県の申請書配布は7月31日から8月28日までで、受付開始(8月17日)より17日早く始まっています。ダウンロードして印刷する方法、配布場所で受け取る方法、郵送で請求する方法がありました。
東京都のように配布が先に終わる場合、締切日に「願書を取りに行って、書いて、出す」はできません。紙で申し込むつもりなら、受付が始まる前に願書を手元に用意しておく進め方になります。
なお、東京都は電子申請(LoGoフォーム)と紙の申請のどちらか一方で、二重に出願しないよう求めています。両方出しておく、という保険はかけられません。
試験日が平日のところもある
確認した12のうち、試験日が平日だったのは6つです。北海道と宮城県と茨城県が8月26日(水曜日)、愛知県が9月2日(水曜日)、愛媛県と広島県が10月8日(木曜日)でした。
残る6つが日曜日です。東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の9月6日、関西広域連合の8月30日、福岡県の12月20日。確認した12は、平日と日曜日でちょうど半分に分かれていました。
働きながら受ける場合、仕事を休む必要があるかどうかが実施主体で変わります。申し込む前に曜日を見ておくと、受ける先の選び方が変わることがあります。
複数の実施主体を組み合わせて受ける考え方は他県でも受けられる?に、落ちた場合の次の機会は落ちたら次はいつ受けられる?にまとめています。
受付が終わると、条件がページから消える
調べていて分かったことがあります。受付が終わった実施主体のページには、申込条件が残っていません。
東京都の試験ページは「願書配布」「願書受付」「受験申請書類」「受験手数料」という項目名を残したまま、中身がすべて「終了しました」に差し替わっていました。広島県も「受験手続き」「受験願書の入手方法」が同じ状態でした。広島県については、試験ページのほかQ&A・願書の様式・県の登録販売者ページ一覧も見ましたが、受付期間の記載はどこにも残っていませんでした。
千葉県は、お知らせページ本体から受付期間が消え、同じ内容のPDFにだけ「令和8年5月18日から令和8年6月5日まで」が残っていました。
東京都の受付期間は、試験ページではなく広報東京都2026年5月号から確認できました。納付方法は試験Q&Aに残っていました。
茨城県は、確認日(2026-10-10)時点で県のサイト全体が臨時ページに切り替わっており、試験案内のページが表示されませんでした。Internet Archiveにも該当ページの保存がありませんでした。
来年度に向けて今から調べようとすると、この状態に当たります。公式ページを開いても、いつからいつまで受け付けていたのかが読めません。
次の年度の案内が出るまでの間は、PDF・広報紙・Q&Aといった別の経路を探すことになります。受付中に見つけた案内は、その場で保存しておくと後で困りません。
申し込む前に確認する項目
ここまでで実施主体ごとに違っていた項目を並べます。受ける先を決めたら、この順に公表資料を見ていくことになります。
| 確認する項目 | 違っていた例 |
|---|---|
| 受付の開始日と締切日 | 5月18日開始〜8月28日締切まで、102日の幅 |
| 自分が使う申込方法の締切時刻 | 17:00/17:15/21:00/23:59/当日消印 |
| 申込方法の選択肢 | インターネットのみ(埼玉県・神奈川県)、電子申請のみ(宮城県)、両方から選ぶ(東京都・福岡県) |
| 手数料の払い方 | クレジットカードのみ、県の領収証紙のみ、収入証紙を願書に貼る、など |
| 手数料の締切が申込と別かどうか | 埼玉県は7日後、千葉県は同じ期間内。北海道は納付方法で願書の提出期限が1週間変わる |
| 住所地による区分があるか | 北海道は4市在住だと電子納付を選べない |
| 願書・申請書の配布期間 | 東京都は配布最終日の翌日が締切 |
| 受験票の受け取り方 | 郵送(東京都・愛媛県・福岡県)、自分で印刷(千葉県)、電子交付(埼玉県) |
| 試験日の曜日 | 水曜日・木曜日の実施主体が6つ(残る6つは日曜日) |
※ 令和8年度について確認した12の実施主体の範囲です(確認日 2026-10-10)。
宮城県の申請受付期間について。「令和8年6月2日(火曜日)午前9時から令和8年6月23日(火曜日)午後9時まで」とされたうえで、次の注記があります。
「作業状況により、終了時間が多少前後する場合があります。」
締切の時刻そのものが前後しうると書かれているのですから、21時ぎりぎりを狙う前提では組み立てられません。
北海道も、電子申請サービスのシステム停止が6月17日22時から翌18日6時まで予定されていました。受付期間の中であっても、使えない時間帯があります。
まとめ
- 令和8年度について12の実施主体を確認し、10で受付期間を読み取れた。締切は5月29日から8月28日まで3か月にわたってばらける
- 同じ締切日でも、電子と郵送で時刻が違う実施主体が3つ。関西広域連合と福岡県は電子が17時で、郵送のほうが遅い
- 申し込みの締切と手数料の締切が別の日のことがある(埼玉県は7日後)。北海道は納付方法で願書の提出期限が1週間変わり、電子納付は決済がないと不受理
- 払い方は申込方法で決まる。その自治体の収入証紙・領収証紙でしか払えない場合があり、買いに行く時間が必要
- 北海道は住んでいる市によって電子納付を選べない。選べる人と選べない人で締切も変わる
- 紙で出すなら願書の配布期間も見る。東京都は配布最終日の翌日が締切だった
- 試験日が平日の実施主体が6つ、日曜日が6つ。平日は水曜日と木曜日だった
- 受付が終わると公表ページから条件が消える。確認できるうちに手元に保存しておく
受験の条件そのものは受験資格はいらない、合否の決まり方は7割正解でも落ちることがある、合格したあとの手続きは販売従事登録はいつまでに出すのかにまとめています。
情報源:埼玉県「令和8年度登録販売者試験の御案内」、神奈川県「登録販売者試験」、千葉県「令和8年度千葉県医薬品登録販売者試験のお知らせ」、東京都「令和8年度登録販売者試験について」、広報東京都2026年5月号「登録販売者試験」、関西広域連合「令和8年度登録販売者試験受験案内」、北海道「令和8年度登録販売者試験の実施について」、宮城県「令和8年度宮城県登録販売者試験」、愛知県「登録販売者試験」、愛媛県「登録販売者試験」、広島県「令和8年度医薬品登録販売者試験の実施について」、福岡県「令和8年度福岡県登録販売者試験のご案内」(確認日 2026-10-10)