登録販売者試験に落ちたら次はいつ受けられる?合格発表と次の申込締切の前後関係
登録販売者試験に落ちたあと、同じ年度のうちに別の都道府県で受け直すことはできます。ただし「落ちてから次に申し込む」という順序にはなりにくい仕組みです。願書の締切が、合格発表よりかなり前に置かれているからです。令和8年度に4つの実施主体で確認した日付で見ていきます。
結論:次に申し込めるのは、結果が出る前
令和8年度の例です。北海道の試験は8月26日で、合格発表は9月29日でした。
当サイトが確認した4つの実施主体のうち、願書の受付がいちばん遅かったのは沖縄県で9月11日まで。福岡県は8月28日に締め切っています。福岡県の締切は、北海道の試験日の2日後にあたります。
いずれも北海道の合格発表より前です。沖縄県の締切でも、発表の18日前に終わっています。
落ちたことを確認してから次を申し込む、という進め方が、この4つの範囲では成り立ちません。同じ年度に2回目を受けるつもりなら、1回目の結果が出る前に申し込んでおくことになります。
なお、確認したのは4つだけです。47すべての実施主体を調べたわけではないので、北海道の発表より後に受け付ける実施主体がないとは言えません。受ける候補がある実施主体は、個別に受付期間を確認してください。
複数の実施主体を組み合わせられること自体は他県でも受けられる?で扱っています。この記事では、その申込をいつ決めるのかを見ます。
令和8年度の日程を並べる
| 実施主体 | 願書の受付 | 試験日 | 合格発表 | 手数料 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 6月2日〜6月23日 電子納付は6月16日まで | 8月26日(水) | 9月29日(火)10時 | 18,200円 |
| 広島県 | — | 10月8日(木) | 11月13日(金)10時 | 15,000円 |
| 福岡県 | 8月17日〜8月28日 電子申請は17時まで/郵送は当日消印有効 | 12月20日(日) | 令和9年1月27日(水)10時頃 | 13,000円 |
| 沖縄県 | 8月31日〜9月11日 郵送のみ(受付係へ送付) | — | — | — |
※ 各実施主体の公表ページより(確認日 2026-10-10)。当サイトが確認したのはこの4つで、47すべてではありません。「—」は確認日時点の公表ページに記載がなかったものです。
確認した範囲では、受付はどれも発表より前に終わっている
時系列に並べ直すと、順序がはっきりします。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 6月2日〜6月23日 | 北海道の願書受付 |
| 8月17日〜8月28日 | 福岡県の願書受付 |
| 8月26日(水) | 北海道の試験 |
| 8月31日〜9月11日 | 沖縄県の願書受付(確認した4つで最も遅い締切) |
| 9月29日(火) | 北海道の合格発表 |
| 10月8日(木) | 広島県の試験 |
| 12月20日(日) | 福岡県の試験 |
北海道を受けた人が結果を知るのは9月29日です。確認した4つの実施主体の願書受付は、いちばん遅い沖縄県でも9月11日に終わっていました。発表の18日前です。
一方、試験日のほうは10月8日(広島県)や12月20日(福岡県)がまだ先に残っています。試験日はまだあるのに、受付はもう無いという状態です。
試験日だけを見ると「12月20日まで機会がある」と読めます。しかし申込の締切は試験日よりずっと前で、福岡県の場合は約4か月前です。試験日の一覧だけで予定を立てると、ここを外します。
ここで確認できたのは4つの実施主体だけです。この並びが47すべてに当てはまるとは言えません。
同じ年度に2回受けるなら、先に出しておく
順序が決まっているので、取れる選択肢は実質2つです。
- 結果が出る前に、次の分も申し込んでおく…落ちていれば受ける。受かっていれば受けない
- 1回で決める…落ちたら翌年度に回る
前者は保険になりますが、受けるかどうか分からない試験に先にお金を払うことになります。北海道と福岡県を両方申し込むと18,200円+13,000円で31,200円です。
受験手数料は実施主体で大きく違うので、保険をかける相手を選ぶ余地はあります。12の実施主体ぶんの金額は受験料は実施主体で違うにまとめています。
申し込んだ試験を受けなかった場合に手数料が戻るかどうかは、実施主体の案内で確認してください。返還しないとしている実施主体があります。
受付期間は試験日とそろっていない
3つの実施主体を比べると、受付から試験日までの長さが違います。
- 北海道…6月23日締切 → 8月26日試験(約2か月)
- 福岡県…8月28日締切 → 12月20日試験(約4か月)
北海道は納付方法でも締切が違い、電子納付を選ぶ場合は願書の提出が6月16日までと1週間早くなります(電子納付そのものは6月23日23時59分まで)。
締切が試験日の何か月前かは、実施主体ごとにばらばらです。「だいたい2か月前」といった目安では間に合わないことがあります。
北海道のように納付方法で締切が変わる例もあります。電子納付のほうが便利に見えますが、願書の締切は早いほうに寄ります。
比較した3主体では、発表までの日数がそろっていた
| 実施主体 | 試験日 | 合格発表 | 試験から発表まで | 締切から試験まで |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 8月26日 | 9月29日 | 34日 | 64日 |
| 広島県 | 10月8日 | 11月13日 | 36日 | — |
| 福岡県 | 12月20日 | 令和9年1月27日 | 38日 | 114日 |
※ 公表日から計算した日数です。「—」は締切日を確認できなかったものです。
合格発表日を確認できた3つでは、試験日から発表まで34日から38日の範囲に収まっていました。おおむね5週間です。全国でそろっているかどうかは確認していません。
一方、願書の締切から試験日までは、北海道が64日、福岡県が114日と2倍近く違います。
この3つでは、結果が出るまでの速さがほとんど変わりませんでした。そろっていないのは申込の締切がどれだけ前倒しされているかのほうです。
この2つを合わせると、「試験を受けてから約5週間で結果が出る」のに「次の試験の申込はその4か月前に終わっている」という形になります。日程表で試験日だけを見ていると、この差が見えません。
受験票が届くのは、申し込んでから3か月後のこともある
福岡県は、受験票の送付時期を令和8年11月下旬頃としています。試験日は12月20日なので、試験の約1か月前です。
願書の受付は8月28日に終わっているので、申し込んでから受験票が届くまで約3か月空くことになります。
保険として先に申し込んだ場合、手続きが済んだという実感が薄いまま数か月が過ぎます。申し込んだこと自体を忘れないようにしておく部分です。
1回目の結果が9月末に出て、2回目の受験票が11月下旬に届く、という並びになります。
締切の形が実施主体で違う
- 福岡県…電子申請は8月28日17時00分まで、郵送は8月28日当日消印有効
- 北海道…郵送は6月23日までの消印があるものに限り受付。電子納付を選ぶ場合は願書が6月16日まで(消印有効)で、納付自体は6月23日23時59分まで
同じ「8月28日まで」でも、電子申請は時刻で切れ、郵送はその日の消印で足ります。最終日に動く場合、どちらを選ぶかで使える時間が変わります。
北海道のように、納付方法によって願書の締切日そのものが変わる例もあります。「締切日」だけを控えておくと足りません。
翌年度に回る場合
登録販売者試験には、学科試験の合格を次回に持ち越すような免除制度が見当たりません。落ちた場合は次も全科目を受け直すことになります。
そのぶん、受験そのものの条件は軽いままです。受験資格はないので、学歴や実務経験が足りなくて受けられなくなる、ということは起きません。
確認した3つの実施主体の案内には、受験回数の制限は見当たりませんでした。ただし全12実施主体を確認したわけではないので、受ける予定の実施主体の案内で確かめてください。
気をつけたいのは、年度の最後に受けて落ちた場合です。福岡県の合格発表は令和9年1月27日で、その時点で令和8年度の試験はすべて終わっています。
令和8年度では、最も早い北海道の試験が8月26日、発表が9月29日でした。年度の終わりに近い回で落ちると、次に結果が分かるまでかなり間が空きます。早い回で受けておくほうが、同じ年度のうちに立て直す余地が残ります。
翌年度の日程は年度ごとに決まります。具体的な時期は、受ける予定の実施主体が出す正式な案内で確認してください。
落ちた原因を確かめる
合格基準は総得点だけで決まりません。項目ごとの足切りがあり、総得点が届いていても特定の章で落ちることがあります。基準の中身は7割正解でも落ちることがあるにまとめています。
どの章で落としたのかが分かると、次の準備の形が変わります。手引きの章ごとの分量は独学できるのかで扱っています。
ケース別に見る
- 8月の試験に落ちた。年内にもう一度受けたい → 受付はすでに終わっている可能性が高い。残っている実施主体の受付状況を確認する
- 落ちるかもしれないので保険をかけたい → 1回目の結果が出る前に2回目を申し込む。手数料は先に払う
- 手数料を抑えたい → 実施主体で金額が違う。保険をかける相手を選ぶ余地がある
- 受けなかったら返金されるのか → 実施主体の案内で確認する。返還しないとしている例がある
- 電子納付のほうが楽そう → 北海道では願書の締切が1週間早い。納付方法で締切が変わる
- 翌年度に回る → 科目免除は見当たらない。全科目を受け直す
- 何回でも受けられるのか → 確認した3実施主体の案内に回数制限は見当たらなかった
ここで挙げたのは令和8年度の3実施主体の日付です。年度ごとに変わり、12の実施主体それぞれで違います。受ける予定の実施主体の公表資料で確認してください。
まとめ
- 同じ年度に受け直すことはできるが、「落ちてから申し込む」という順序にはならない
- 令和8年度は、北海道の試験が8月26日・発表が9月29日。福岡県の受付は8月28日、沖縄県は9月11日に締切
- 確認した4つのうち最も遅い沖縄県の締切でも、北海道の発表の18日前に終わっていた
- 確認したのは4つの実施主体だけ。47すべてを調べたわけではないので、発表より後に受け付けるところがないとは言えない
- 同じ年度に2回受けるなら、結果が出る前に申し込んでおくしかない。受けない可能性のある試験に先に払うことになる
- 発表日を確認できた3主体では、試験日から発表まで34〜38日。ばらばらなのは締切から試験日まで(北海道64日・福岡県114日)
- 受験票が届くのは試験の約1か月前。福岡県は申し込んでから約3か月空く
- 締切の形も違う。福岡県は電子申請が17時・郵送は当日消印。北海道は納付方法で願書の締切日そのものが変わる
- 北海道は納付方法で願書の締切が違う(電子納付は1週間早い)
- 科目免除は見当たらない。落ちた場合は全科目を受け直す
- 受験資格はないので、受けられなくなることはない
複数回受けるときの組み合わせは他県でも受けられる?、金額は受験料は実施主体で違う、合否の決まり方は7割正解でも落ちることがあるにまとめています。
情報源:北海道「令和8年度登録販売者試験の実施について」、広島県「令和8年度医薬品登録販売者試験の実施について」、福岡県「令和8年度福岡県登録販売者試験のご案内」、沖縄県「令和8年度登録販売者試験の受験手続」(確認日 2026-10-10)