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登録販売者は独学できる?出題範囲は厚労省の手引きで公開されている

登録販売者試験は、出題範囲が厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」として公開されています。誰でも無料で読める形です。ただし、この手引きは章ごとの分量が大きく違い、出題数とも比例していません。独学で進めるなら、まずどの章にどれだけ書かれているかを知っておくほうが計画を立てやすくなります。

出題範囲は公開されている

公式の公表内容

関西広域連合の受験案内には「厚生労働省が定める『試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)』から出題します。」と記載されています。

この手引きは厚生労働省のサイトでPDFとして公開されています。市販のテキストを買わなくても、出題範囲そのものを読むことはできます。

確認した事実

令和8年4月一部改訂版のPDFは全426ページです。表紙・目次を除いた本文は418ページで、第1章から第5章までで構成されています。令和4年3月に作成されたものが、その後一部改訂されています。

章ごとの分量は出題数と比例しない

手引きの本文を章ごとに数えました。あわせて、関西広域連合の受験案内に載っている章ごとの出題数を並べます。

章出題数本文のページ数1問あたり
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識20問20ページ1.0ページ
第2章 人体の働きと医薬品20問36ページ1.8ページ
第3章 主な医薬品とその作用40問148ページ3.7ページ
第4章 薬事に関する法規と制度20問174ページ8.7ページ
第5章 医薬品の適正使用と安全対策20問40ページ2.0ページ
合計120問418ページ3.5ページ

※ ページ数は当サイトが手引き(令和8年4月一部改訂)の本文を章ごとに数えたものです。出題数は関西広域連合の令和8年度受験案内に記載された章ごとの出題数です(確認日 2026-09-30)。

編集部の判断

第4章は20問しか出ないのに、手引きでは174ページと最も多くの分量が割かれています。1問あたり8.7ページで、第1章の1.0ページの8倍以上です。法令の条文が引用されているためで、読む量と得点が比例しない章だと考えられます。

逆に第3章は148ページで40問です。分量は第4章より少ないのに、出題数は倍あります。ページあたりの出題密度でいえば、手引きを読む時間が最も得点につながりやすい章です。

独学の計画を「全部を同じペースで読む」と立てると、第4章で時間を使い切ることになります。章ごとに配分を変える前提で考えるほうが現実的です。

章の順番と、試験に出る順番は違う

手引きは第1章から第5章の順に並んでいますが、試験でその順に出題されるとは限りません。

確認した事実

関西広域連合の令和8年度試験では、前半(12:00〜14:00)に「医薬品に共通する特性と基本的な知識」20問と「主な医薬品とその作用」40問、後半(14:45〜16:45)に「人体の働きと医薬品」20問、「薬事に関する法規と制度」20問、「医薬品の適正使用と安全対策」20問が出題される形でした。つまり前半が第1章と第3章、後半が第2章・第4章・第5章です。

試験時間の区切り方や順番は実施主体によって違います。申し込む実施主体の受験案内で確認してください。

独学で足りない部分はどこか

手引きは出題範囲そのものですが、そのままでは学習教材ではありません。

  • 問題演習がない。手引きに練習問題は載っていない
  • どこが出やすいかの重み付けがない。条文も解説も同じ調子で並んでいる
  • 図表が少ない。人体の働きなど、図があると理解が速い部分も文章で書かれている
編集部の判断

出題範囲が無料で全部読めるという点で、独学の材料は揃っています。市販のテキストや通信講座が提供しているのは、範囲そのものではなく、418ページをどう削り、どう順序立てるかの部分だと整理できます。

費用をかけずに始めたい場合は、まず手引きの第3章を開いてみて、読み進められそうかを確かめる方法があります。40問と最も配点が大きく、分量も148ページあるので、ここが読めるかどうかが独学の見通しになります。

手引きは改訂される

注意

手引きは年度ごとに改訂されることがあります。令和8年4月版も、令和4年3月に作成されたものの一部改訂です。古い版で学習すると、改訂された部分が試験の内容と合わなくなります。厚生労働省のページで最新版を確認してから使ってください。

まとめ

  • 出題範囲は厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」として公開されている
  • 令和8年4月一部改訂版は全426ページ、本文418ページ
  • 第4章は20問に対して174ページで、1問あたりの分量が最も多い
  • 第3章は40問に対して148ページ。出題数が最も多い章
  • 章の順番と試験の出題順は違う。実施主体の受験案内で確認する
  • 手引きには問題演習も重み付けもない。そこが市販教材や講座との差になる
  • 手引きは改訂される。最新版を使う

講座を使う場合の条件は登録販売者の通信講座を同じ項目で比較にまとめています。受験までにかかる費用は働き始めるまでの総額で扱います。

情報源:厚生労働省 登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)、関西広域連合 令和8年度 登録販売者試験受験案内(確認日 2026-09-30)

この記事を書いた人

Web制作・サイト運用歴20年

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